障害者のライフスタイルを考えるとフレックス勤務が最適な話_融通が利く働き方の方がストレスが少ない

少し前からフレックス勤務という制度が始まって導入する企業も増えてきている。
厚生労働省の調査による1年単位の変形労働時間制」、「1ヶ月単位の変形労働時間制」、「フレックスタイム制」といった変形労働時間制は55.7%の企業が導入しているとのこと。
つまり半数の企業では何かしらの労働時間を変えられる制度が導入されているとわかる。ここからSNS上で働いている会社にフレックス勤務制度があるかをアンケートした結果がこれだ。



これをみると約3割がフレックス勤務制度のある会社で働いていると分かる。つまりフレックス勤務制度は障害者も利用している人が一定数いる制度だ。
今回はフレックス勤務に絞って解説していく。フレックス勤務で働きたい、今の就業時間が固定の働き方だと働きづらいと感じる障害者の人は参考にしてほしい。

定刻勤務の働き方は障害者には辛い

そもそも病気があると健常者と同じように働くのは難しいよね?だから「決められた時間に合わせて働く」は簡単に見えて結構ハードルが高い。
まず障害者が定刻通りに働くうえで悩むのが「通勤の時間」だと思う。特に朝の通勤ラッシュが心身に負担をかける人もいる。他にも物理的に満員電車での移動がそもそも困難な場合もある。
次に朝の決まった時間に出社だけでも大きなプレッシャーになる人もいる。障害の種類によっては、朝の体調が整いにくい方が多い、それなのに健常者と同じように決められた時間から業務を始めるのが負担になる。最初は無理して働いてみても結局は心身に負担がかかって働き続けるが難しい状況になってしまう。業務以外だと通院も仕事と両立で悩むだろう。病院の多くは平日の日勤帯しかやっていないので通院のたびに有給休暇を使って早退するといった仕事の調整が出てくる。
つまり障害者に健常者と同じように働くのは難しいのが現実的な課題だと思う。

障害者にフレックス勤務がいい理由は「通院のしやすさ」

まず障害者にフレックス勤務がいい理由はいくつかある。例えば「通院のしやすさ」や「満員電車を避けられる」だ。障害者の場合、頻度は人によって違うが通院が必要な人が多い。ただ病院の多くは平日の日勤帯しかやっていないことが多く、仕事を休んで通院する必要がある。ただフレックス勤務であれば就業開始時間を遅らせる(または就業終了時間を遅らせる)ことで仕事を休まずに通院することも可能になってくる。
他にも満員電車の時間帯を避けられるメリットもある。フレックス勤務を使って仕事の開始時間をずらすことで満員電車の時間帯を避けることもできる。
フレックス勤務という制度があると働き方の自由度が格段に上がる。

体調に合わせて出勤や退勤の時間調整ができる

障害者が一般企業で働くときの課題で「体調の波」は出てくる。体調の波があって定時勤務やフルタイム勤務が難しく時短勤務などで働く人もいる。また体調の波がひどいようだと一般企業での労働を諦める場合もある。

もちろん一定の時間は働かないといけない。ただフレックス勤務があると開始時間と終了時間を体調の波に合わせて変えたりもできたりする。

人によっては朝型、夜型があるので自分のスタイルに合わせて業務時間をずらすといった働き方も可能だ。職場環境や業務の都合で全てを自由にできるわけではないが定時勤務より柔軟に働けるのがフレックス勤務のいいところ。

フレックス勤務以外にリモートワーク勤務も快適な働き方

この記事ではフレックス勤務を解説したがフレックス勤務以外だとリモートワーク勤務も障害者にとって働きやすいと思う。まずリモートワークなら通勤だ。

通勤ラッシュもなければ通勤時間もない。だから通勤が負担になっている障害者にとっては理想的な職場環境だ。リモートワーク勤務は通勤がない。だから心身の負担を軽減するために職場近くに住む必要もない。

一般雇用の派遣契約で在宅勤務求人はアデコでもあったりするから気になる人は見てみよう。

自分が働きやすい環境を求めると結果的に長く働ける。

自分が働きやすい環境を追い続けると結局は求人がないといった状況になるかもしれない。ただそれでもまずは自分が働きやすい環境を叶えられる職場を追求するのもありだ。

働きやすい環境であれば仕事による心身の負担も少なくなり短期離職もなく長く働けるかもしれない。

長く働けるとその分だけ昇給や昇格の機会も増えてくるので年収も増える。まさに無敵モードだ。

もちろん理想と現実のバランスは考えないといけない。でも就職は内定をもらうのがゴールではなく、働き続けてこそ個人と企業のどちらにとっても良い状況になる。だからまずは自分が働きやすい環境を追い求めてみよう。

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この記事を書いた人

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