障害者の就職活動

【障害者雇用の面接対策】障害者雇用の面接で出る質問31選と回答例_元就活担当が障害者の面接対策を徹底解説

  • 障害者雇用の面接で聞かれることを知りたい
  • 面接で病気のことを聞かれたけど上手く説明できなかった
  • 障害者雇用の面接が初めてで不安…

障害者雇用の面接対策をしようとも書店で売っている就活本は健常者向けのモノがほとんどです。

私の知る限り障害者雇用の面接対策本なんてほとんどありません。

しかも周りに障害者の知り合いがいないなら1人で面接対策をすることになりますが、何を聞かれるのか?どう答えたらいいか?が分からないまま面接をむかえることになります。

この記事では大手企業の障害者枠をゲットした私が障害者雇用の面接で出る質問31選と回答例を解説します。

ちなみに最近まで障害者雇用枠の就活担当をしていました。

事前に回答例を用意しておくことで面接官の印象が良くなり採用率は爆上がりします。

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障害者雇用の面接で出る質問31選_聞かれる質問の回答を準備しておくことで採用率は爆上がりします。

ここからは障害者雇用の面接で出る質問31選を回答例付きで紹介します。

①-⑩番までは健常者も聞かれる質問、⑪番以降が障害者雇用の面接で聞かれる質問です。

健常者の面接と同じ質問内容

まずは健常者と障害者のどちらも聞かれる質問の解説です。

①志望動機

志望動機はエントリーシートを書く上でも必ず出てくる質問です。
こちらはライバル企業ではなく「なぜこの会社に入りたいのか?」を答えましょう。
他社ではなく、この会社に入りたい明確な理由を伝えれば、面接官にあなたの本気度がより伝わります。

②自己PR

自己PRでは自己分析の段階で出てきた「あなた自身」というものを答えましょう。
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③あなたの強み

強みを答える場合は単に思いつく「強み」を答えるだけでは50点です。
「強み」を志望動機や入社後にやりたい業務と絡めながら答えましょう。
例えば「初対面の人とすぐに仲良くなれる」といった強みなら「営業職」が自分には適している、
そして「もし営業職に配属されたら○○をやりたい」といったストーリー風に回答しましょう。

④あなたの弱み

先ほどの「強み」とセットで聞かれるのが「あなたの弱み」です。
こちらはバカ正直に本当の弱みを答えてはいけません。
一見すると弱みのように見えるけど見方を変えると「強み」になることを回答します。
例えば「自分は一つのことに熱中しすぎて周りが見えなくなるときがある」のが弱みだったとしましょう。
たしかに一見するとデメリットのように聞こえますが、一方で「集中力がある」「根気強く取り組める」といった強みも聞こえます。
このように一見すると「弱み」に聞こえるけど見方を変えると「強み」になるような回答をしましょう。

⑤(新卒の場合)学生時代に頑張ったこと

「ゼミ、アルバイト、学業、サークル、研究….etc」といったように何でもいいので学生時代に頑張ったことを伝えましょう。
大事なのは「なぜ頑張ったのか?」「苦労したけど○○といった工夫をして乗り切った」といったように「あなたのモチベーションになる要素「壁にぶつかった時にどう行動するのか?」といった内容を交えて話すことです。
仕事に置き換えたときに「あなたが頑張る理由」「壁にぶつかった時に乗り越えられるか?」といったことが面接に伝わればOKです。

⑥友人からどんな人と言われる?

事前に考えていなくて質問されると本音ベースで話してしまう質問No.1です。
志望動機や自己PRなど就職活動の面接で出てくる代表的な質問は皆さんしっかり用意してきますが、「友達からの印象」について用意せず本音ベースで話してしまい普段の自分を表現してボロが出る場合があります。
皆さんはしっかり準備しておきましょう。
友人からどんな人と言われているか分からない場合は直接友人に聞きましょう。
面接で回答する時に大事なのは先ほどの「あなたの弱み」と同じように強み、ポジティブに聞こえる内容を回答することです。

⑦所有している資格やスキル

事前にエントリーシートに記入する場合もありますが、面接で質問されます。
資格やスキルなどを回答しましょう。
代表的なモノとしてはTOEIC、プログラミング系スキル、技術資格(電気工事士etc)といったモノです。
また留学経験を通して「英語が話せる」も強いスキルです。
また可能な限り志望企業で役立ちそうなスキルにした方が即戦力感が出て好印象にうつります。

⑧他社ではなく当社を選んだ理由

こちらは志望動機を回答した後に質問されることが多いです。
「なぜ他社ではなくこの会社を選んだのか?」
一見すると同じように見える会社もしっかりと企業分析をすれば会社ごとの違いが分かります。

⑨希望する職種

入社後に希望する職種を回答しますが、自分のスキルや資格、これまでの経験を踏まえて「○○というスキルを活かすために△△という職種を希望する」「自分が○○が好きだから△△(職種)をやりたい」という理由も忘れずに回答しましょう。

⑩入社後にやりたいこと

先ほどの「志望動機」「希望する職種」と合わせて聞かれる質問です。
あなた自身が入社後にやりたい業務を回答しましょう。

障害者雇用の質問内容

ここからは障害者雇用の面接で出てくる質問を紹介します。

⑪持病の説明

障害者雇用の面接で聞かれる事が多いのが自分の障害についてです。

ほぼ100%っていうくらい聞かれます。

会社側としては障害を説明してもらう事で「本当にウチの会社で働けるか?」を判断します。可能な限り障害内容を詳しく説明しましょう。

ただ詳しくと言っても医学的な事を説明するわけではありません。

実際に働くイメージを持ちながら「自分の障害は○○で、こういった事はできるけど反対にこういった事は難しいと思います」と言った感じで大丈夫です。

企業としては「実際に仕事を任せられるか?」「どんな仕事ができるか?」が気にするポイントなので働くイメージが伝わるように説明しましょう。

企業によっては過去に同じ病気の採用経験があるかもしれません。その場合は「○○さんと同じ病気の人はこんな事が難しいけど大丈夫ですか?」など同じ病気で働いている人の情報を聞き出すことができるかもしれません。
ただ面接官は医療の素人なので専門用語を使ったり、細かいレベルまで病気を説明してはいけません。

あくまで簡潔に答えましょう。

病名と病気により出来ない事をメインに話せばOKです。

⑫バリアフリー設備の必要性

車いすユーザーなど身体障害者の方が聞かれる質問です。
「エレベーターは必要か?」
「多目的トイレは必要か?」
といった設備、物理的な配慮が必要なのか?企業によっては「エレベーターがなく階段のみ」だったりと設備がない場合もあるので事前に面接官に逆質問をしましょう。

⑬通院の有無

通院の有無は必ずといっていいほど聞かれます。

⑭通院の頻度

通院している場合は必ずといっていいほど聞かれます。

⑮通院時は丸1日お休みが必要?

通院している場合に1日休みが必要なのか?半日休みが必要なのか?を回答しましょう。

また会社によっては試用期間中だと有給休暇が出ない場合もあるので、こちらからも必ず有給休暇の有無を聞いておきましょう。

⑯主治医から止められていること

働く上で主治医から止めれていることがあれば答えましょう。

例えば「長時間労働禁止」などです。

⑰残業(時間外労働)は可能か?

残業(時間外労働)の可否もよく聞かれる質問です。
昔に比べて残業時間を重視する人が増えたこともあり各企業の採用ページでは「平均残業時間」を載せている場合があります。

ただ全く残業のない会社はなく、月に数時間でも残業があるところがほとんどなので残業ができるかは重要です。 

主治医から残業NGなど止められている場合は絶対にしてはいけませんが、多少であれば残業できるなら「月○時間くらいまでなら体調を崩さずに残業できる」もしくは「残業に関しては特に制限なくできる」といった回答しましょう。

障害者雇用の場合、私のように残業が難しい方もいるでしょう。

企業によっては残業の少ない部署へ配属といった形で配慮してもらいやすいですが、それでも残業が発生する可能性はあります。

そのため「残業は可能か?」という質問はされやすいです。

もちろん残業をして体調を崩しては元も子もないので無理はいけません。とはいえ「残業はできません!」とはっきり伝えるのは角が立つので「体調次第ですが、ある程度はできます」や「月〇時間までなら可能です」といった回答をしましょう。

⑱突然倒れる可能性の有無

私自身は質問された事がありませんが、企業によっては聞かれる場合があります。
車の運転がある部署や建設現場など危険性のある部署では「突然倒れる」は重大なトラブルに繋がる恐れがあるので質問されます。

⑲車の運転の可否

営業職など業務で車の運転が必要な職種で聞かれる質問です。

⑳服薬の有無

服薬の有無も聞かれます。また服薬は介助なく自分自身でできるのか?といったことも聞かれるので普段の状況を回答しましょう。細かい薬の名前までは不要です。

㉑服薬の頻度

服薬している場合は必ずといっていいほど聞かれます。

㉒服薬の副作用

薬の副作用に関しては業務に支障が出る、例えば先ほどの「突然倒れる可能性があるか」のようなモノがないかの確認です。

㉓直近の体調

直近の体調もよく聞かれる質問です。企業が知りたいのは長期的に安定して働けるかという点です。プライベートも含めて、日によって体調が変わりやすいのか?ここ数年で変化はあったのか?といった内容を回答しましょう。

㉔(新卒の場合)大学、大学院には問題なく通学できていか?

新卒の場合に聞かれます。多くの会社が平日5連勤、土日休みといった勤務形態となっています。平日の5連勤も問題なく過ごせるか、大学や大学院を休みがちにならず問題なく通えてるかの確認です。

㉕(転職の場合)前職で病気が原因で困ったこと、できなかったこと

転職面接での前職で問題なく過ごせていたか?前職で受けていた企業側の配慮を参考情報として確認するために質問されます。

㉖企業側に求める仕事面での配慮

こちらは必ずといっていいほど聞かれる質問です。

同じ障害の方をした実績があれば、ある程度必要なサポートを把握できますが、それでも人によって障害のレベルは異なるので完全に把握する事は難しいです。さらに採用実績のない障害だとより難しくなってきます。

そこで面接官は仕事をする上で会社側で必要な配慮を聞いてきます。

転職の場合は現在、会社に求めている配慮を答えればいいでしょう。

ただ就職経験がない新卒の方、また就労時期が長期間空いている場合だと難しいでしょう。その場合は正直に想定している事を伝えましょう。

私の場合は病気の関係で体力が少ないのが特徴です。そのため新卒の面接では「体力が少ないので残業が慢性的に多い部署は難しいと思います。具体的には月10-20時間くらいが上限だと思います」と伝えました。

㉗今後病気が悪化する可能性はあるか?

どうしても企業はすぐに辞めずに長期間働いてくれることを望みます。
「病気が悪化するなんて分からない….」
という方が多い

㉘病気になった時期

先天性なのか?中途なのか?いつから障害者になったのかも聞かれます。

㉙病気になった原因

特にうつ病などの精神疾患では会社業務によって再発や悪化しないかを確認するために質問されます。

㉚病気の特性

「健常者より体力が少ないので疲れやすい」といった病気毎の特性により業務上でできないこと、配慮が必要なことがあれば病気の特性と合わせて回答しましょう。

㉛障害者の友人や先輩、社会人経験をもつ人はいるか?

困った時に相談できる人、できれば社会人経験を持つ人がいるかも聞かれます。

エージェントを使って就活を有利に進める

志望動機やスキル面で採用に値する基準を上回っていたとしても自分の障害が理由で不採用になる事はあります。

また面接官に自分の障害が上手く伝わらず本来は健常者に近いレベルなのに配慮が必要と思われてしまう場合もあります。

健常者とは異なり障害者は自分の障害を伝える必要があります。

しかも伝え方によって面接官がオーバーに受け取ると不採用となるので障害者雇用で出てくる質問に対する模範解答は必要です。

模範解答と言っても人によって同じ病気でもレベルが違ったり多種多様なため自分の障害を見極めた回答を用意する必要があります。

しかし周りに障害者の友人がいないと面接対策を1人でやることになります。仮に周りに障害者の友人がいたとしても障害によっては聞かれる事は異なるので参考にならないかもしれません。

ではどうすればいいか?

障害者の就活に精通したエージェントを頼りましょう。

多くの障害者向け就活サイトでは専任のエージェントがつきます。エージェントは障害者の就職活動に精通しており面接対策だけでなく通過しやすい書類の書き方など就職活動の全般をサポートしてくれます。

もちろんエージェントが所属する就活サイトでは障害者雇用の求人が豊富にあります。

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もちろん利用料は無料なので登録していない方は必ず登録しましょう。

dodaチャレンジを含むオススメの障害者向け就活サイト5選をこちらの記事で紹介しています。

【2021年最新】大手企業で働く障害者がオススメする障害者向け就活サイト5選

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