本日は小売業の課長として働いている時にうつ病を発症し退職した40代男性に体験談をお話頂きました。
- 性別:男性
- 年齢:40代
- 前職:小売業の課長(経理/総務部門)
- 現職:別会社で就職
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自分のキャパを超える仕事により「うつ病」を発症する

うつ病という状態であっても、金銭的な問題から働かなくてはならない人も多いと思います。
私もその一人でした。
以前小売業の会社で、経理、総務の課長として働いておりました。
精神科に通っており、うつ病の状態でしたが、家族を養うため勤務しておりました。
その当時の状況を書いていきたいと思います。
うつ病になると、気力、体力の低下が著しくなります。
業務が忙しくないときは、何とか乗り切ることが出来ますが、忙しくなってくると、気分の落ち込みが酷くなります。
欠勤した次の日には、朝起きることが出来ず、欠勤してしまいました。
一日で回復すればよいのですが、時には2日続けて欠勤する事もありました。
課長という立場もあり、欠勤してしますと、上の者にあからさまに嫌な態度をとられます。
これは仕方がないことだと思います。
ですが、上司の中には、仕事をせず、ほとんど私に丸投げしてくる人がおりました。
こういった社員はどこの企業にもいると思います。
私は仕事には真剣に取り組みました。
時々、欠勤してしまう分もしっかり取り返そうと、時には残業して頑張ったつもりです。
ですが、上司の丸投げには心身ともに堪えました。
本来であれば、自分で処理できる仕事量を超えた時点で、何とかしなければならないですが、 全く頭が回りませんでした。
仕事を断る、他の人に相談するといった臨機応変な対応をできなくなることも、うつ病のひとつの特徴だと思います。
仕事をためてしまい、残業をして何とか処理するも、1カ月位2日程度欠勤してしまうという 悪いサイクルにはまっていました。
この頃はとにかく、一日一日を何とか頑張って過ごそうという事だけを考えていました。
ですが、結局は悪いサイクルから、うつ病を悪化させることになり、退職する事になりました。
うつ病が悪化する前に退職して正解でした

うつ病を患いながら勤務している時は、とにかく毎日が地獄でした。
客観的にみると、それほどの状況でもないのかもしれませんが、精神的に参っている為、すぐにいなくなりたいという感情を持っていました。
退職してからは、精神的に落ち着きが出てきました。
少なくとも「消えてしまいたい」という感情はなくなりました。
正直なところ、退職せずにあのまま勤務していたら、うつ病が悪化し危ない状況だったと思います。
退職して1年後には別会社に働き始めました

うつ病は、心が弱い人が患う病気ではありません。
真面目な人ほどかかりやすい病気だと思います。
うつ病になり、それでも頑張っている人は沢山いると思います。
退職するかどうか迷っている人もいるでしょう。
個人的には、毎日「もういなくなりたい」という感情が出てしまい、まともに寝る事が出来なくなってきたら退職する事をお勧めします。
もちろん、家族を養っている人など、すぐに収入がなくなると困る人もいると思います。
それでも、両親にお金を一時的に借りるなどして、体を休める事をお勧めします。
なぜなら、うつ病が悪化してしまうと、まともに働くことが出来なくなってしまうからです。
それどころか、悪化するほど回復するまでに時間がかかってしまいます。
結婚している人やパートナーがいる人は、自分の状況を細かく伝える必要があります。
両親などにも、細かく説明し、状況を分かってもらいましょう。
なぜなら、うつ病は「他人に理解されづらい」からです。
ですから、どういった具合につらいのかを出来るだけ細かく伝えましょう。
私は、退職後1年以上、働くことが出来ませんでした。
ですが、今は元気に働いております。
しっかり自分の状況を見極める事が大切だと思います。
会社は救ってはくれません。
最後に頼りになるのは自分だけです。
うつ病で苦しんでいる人が、この文章を読んで少しでも気が楽になれば幸いです。
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