- もうすぐ大学を卒業で進路に悩んでいる
- 障害者枠で働きたいけど求人が見つけられない
- 周りに障害者がいなくて相談できる人がいない
- 就職活動で失敗したくない
- 新卒就活の時期になったけど何から始めたらいいか分からない。
- 健常者と同じように就活をやっても上手くいかない。
- やっぱり大手企業の障害者雇用で働きたい
就職活動の時期になり健常者の同級生が就活を始めたけど、障害者の場合は何から始めていいか困っていませんか?
大卒で就職した私も当時は障害者の就活が分からず周りに相談することもできず、かといって障害者の就職活動に関する情報は少なく手探りで始めて苦労しました。
ただ幸いなことに私は大手企業の障害者枠に新卒で入社できました。
この記事では大手企業の障害者雇用に新卒で入り正社員として10年近く働き就活担当もしていた私が大手企業の障害者雇用(正社員)の内定をゲットする就活方法について解説します。
これから就職活動を始める大学生、大学院生の障害者はもちろん、就職活動を始めたけど上手くいかない障害者にとって必見の内容となっています。
ぜひとも最後まで読んで満足のいく求人をつかみ取ってください
障害者は大手企業の障害者雇用(正社員)で働くべきである。

まずは障害者が大手企業の障害者雇用(正社員)で働くべき理由について解説します。
理由は次の3つです。
- 健常者と同じレベルの給料がもらえる
- 働きやすい環境がそろっている
- 休職制度が充実している
大手企業の障害者雇用(正社員)で働くべき理由
それでは各理由について解説します。
健常者と同じレベルの給料がもらえる
障害者の平均年収は健常者に比べて100万円近く低い傾向にあります。
健常者より年収が低くなる理由は障害者の多くの雇用形態が契約社員、パートであり、中小企業が多いためです。
一方で大手企業の障害者雇用(正社員)で健常者と同じ収入を得ることができます。
また正社員だとクビになることもほとんどないので契約社員やパートに比べて将来的にも安心して働くことができます。
休職制度など働きやすい環境がそろっている
次は休職制度など働きやすい環境がそろっている点です。
中小企業に比べて大手企業は休職制度が充実しているため仮に入院して数ヶ月休むことになっても給料が満額支給させる病気休暇があります。
また病気休暇から復帰した後も残業など少ない部署への異動や時短勤務などの配慮も会社によってはあるので安心して働くことができます。
また車いすユーザーが働く上で必要な障害者用トイレやエレベーターなども大手企業の方が充実している傾向にあります。
恋愛や結婚で有利になる
最後は恋愛や結婚で有利になる点です。
どうしても障害者であることは恋愛や結婚でデメリットになります。
健常者からすると障害者であることは結婚といった将来を考えると不安要素になります。
少なとも「大手企業の正社員」であれば将来への不安をやわらげる要素、いわば障害者であることのマイナスを打ち消してくれる武器です。
新卒は大手企業に入社できるビッグチャンス
では大手企業の正社員として内定を得るにはどうすればいいか?
実は新卒が最も大手企業の正社員になりやすいタイミングです。
大手企業を含む企業は新卒だと一度に大量の学生に内定を出す一方で、中途採用の場合は数名、もしくは1名程度の求人を取り合うため内定がもらいにくいです。
また30歳を超えると転職が難しくなり、紹介される求人の多くは非正規や中小企業が中心となります。
そのため新卒のうちが最もエントリーできる求人数が多く、大手企業も豊富です。
「新卒」というカードは一度しかないチャンスなので就職活動の最初は大手企業を中心にエントリーしましょう。
障害者の新卒就職活動はいつから始める?

障害者の新卒就職活動は早い人は大学生だと3年生の後期、大学院生だと1年生後期ごろから始めるのが通常です。
また健常者の選考時期が6月頃とすると障害者は1-2か月遅れて選考が始まります。
【2023年卒業版】障害者の新卒就活の流れ_大手企業の障害者雇用(正社員)をゲットしたノウハウを解説

ここからは私のノウハウを交えながら実際の就職活動の流れを解説します。
自己分析_就職活準備期間
就職活動をする上でまずは自己分析を行います。
自己分析を行い自分の特徴、強み、弱み、好きなことなどを把握して自分が本当に行きたい業界、自分に合う業界を探します。
自分の特徴、強み、弱み、好きなことなどの特性を知るには「リクナビNEXT」が無料で行っているグッドポイント診断がオススメです。
登録してもしつこい勧誘はこないので無料診断テストだけでもやっちゃいましょう!登録するだけなので2~3分で診断結果が出てきます。
健常者の場合は自分の特徴、強み、弱み、好きなことなどで十分ですが、障害者の場合はプラスで自分の病気についても分析する必要があります。
自己分析では「自分の病気が原因でできない業務」「企業側に配慮してほしいこと」を考えますが、社会経験がないと具体的な内容を考えるのは難しいです。
周りに社会人経験を持ち同じ病気を持つ人がいれば、アドバイスを聞けますが実際は周りにそんな人がいないのがほとんどです。
そこでオススメなのが障害者向け就活エージェントの担当者に聞くことです。
障害者向け就活エージェントはこれまでに多くの障害者の就職活動をサポートした実績があり、読者さんと同じ病気を持つ方がどんな職場で働いているのか?どんあ配慮を企業側にお願いしているか?といった情報を持っています。
後ほども障害者向け就活エージェントが出てきますが、数あるエージェントの中でもdodaチャレンジはスタッフの65%が障害者手帳を保有しているので障害者の悩みに沿ったサポートをしてくれます。
dodaチャレンジでは無料会員登録をすれば就職活動のプロに就職活動の相談が可能なので、まだ登録されていない方は今のうちに登録しておきましょう。
dodaチャレンジの詳細はこちらの記事で解説しています。
極秘|dodaチャレンジの評判・口コミをレビュー_元就活担当の障害者がdodaチャレンジを解説します
インターン_実際の職場で働き雰囲気をつかむ
インターンを行うメリットは実際に職場で働くためパンフレットやホームページでは分からない会社の雰囲気や業務を把握できる点です。
実際に私も某大手企業のインターンに参加して「こういう業務は自分の病気だと難しい」といった経験ができました。
他企業の面接でも「他社でインターンした際に○○といった業務は自分の病気だと難しい、配慮が必要」といったリアルな話のネタになりました。
大手企業の求人にエントリーするために障害者向け就活エージェントに登録する。
大手企業の求人にエントリーするために障害者向け就活エージェントに登録しましょう。
数ある障害者向け就活エージェントの中でも人気のエージェントはdodaチャレンジ、障害者雇用バンクの2つです。
それぞれ特徴は次の通りです。
![]() | ![]() | |
サービス名 | dodaチャレンジ | 障害者雇用バンク |
求人数 | 約1,250件 | 約4,000件 |
利用者満足度 | 95% | – |
運営歴 | 20年 | 2年 |
専任アドバイザー有無 | ○ | ○ |
対象の障害 | 身体/精神/知的 | 身体/精神/知的 |
利用料金 | 無料 | 無料 |
対象地域 | 全国 | 全国 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
エージェントに登録するほど応募できる大手企業の求人数がアップするのでdodaチャレンジ、障害者雇用バンクの両方とも会員登録しておきましょう。
どちらも完全無料なので登録して損はないです。
また身体障害者の方はdodaチャレンジ、障害者雇用バンクと合わせてエージェント・サーナも登録しておきましょう。
エージェント・サーナ は身体障害者の就職活動に強みを持つエージェントで私も過去にエージェント・サーナさん主催の就活イベントで現在の職場(大手企業の正社員)と出会うことできました。
障害者向け就活エージェントを利用するメリットは次の通りです。
- 障害者雇用求人にエントリーできる
- 障害者の就活に精通したエージェントが専属でつく
- 障害別の就職情報をゲットできる
エージェント・サーナ の詳細はこちらの記事で解説しています。
エージェント・サーナから連絡がこない?評判・口コミから強みと実態を解説します。
もちろん本記事で紹介する障害者向け就活サイトは無料で利用できます。
それでは紹介した3つのメリットを詳しく解説していきます。
①障害者雇用求人にエントリーできる
障害者向け就活サイトに登録すれば障害者雇用の求人に応募できます。
サイトによって扱う求人数は異なりますが、大手企業の障害者枠など待遇のいい求人を取り扱っています。
一方で一般の就活サイトには障害者雇用の求人はございません。
もちろん障害の内容によっては健常者と変わらず働ける方もいるでしょう。
その場合は一般の就活サイトで就職活動をすすめていきますが、体力面など健常者と同じように働けない場合は無理せず障害者雇用の求人に応募することをオススメします。
障害者雇用の求人と出会うためにも障害者向け就活サイトに登録するのがオススメです。
②障害者の就活に精通したエージェントが専属でつく
2つ目のメリットは障害者の就活に精通したプロのエージェントが専属でつく点です。
障害者の就活での悩みは周りに相談することもできず、かといって障害者の就職活動に関する情報少ない中1人で進めなければならない点です。
障害者の就活サイトの多くは専属のエージェントがついて皆さんの就職活動をサポートしてくれます。
エージェントは一緒に求人を探したり、面接対策などのあらゆる面でサポートしてくれます。
③障害者の就職情報をゲットできる
最後は登録するだけで障害者の就職情報をゲットできる点です。
書店には無数に就活本はありますが、障害者向けに書かれた本はほとんどありません。
ではどこで情報を得るのか?
障害者向けの就活サイトからです。
障害者向けの就活サイトでは専属エージェントからの情報やサイト上に先輩障害者の就活体験談など情報が豊富にそろっています。
就活サイトの利用は無料なので情報を得るためにも必ず登録しましょう。
以上が障害者向け就活サイトに登録するメリットです。
企業分析
先ほど紹介した障害者向け就活エージェントに登録したら次は気になる企業を探して企業分析を行っています。
企業分析自体は健常者と同じく「事業内容、業績、他社との比較…etc」といったような内容ですが、障害者の場合は障害者雇用の実績、バリアフリーが必要な人はバリアフリー設備についても確認しましょう。
企業によっては通常の採用ページ以外に障害者向けの採用ページがあり、実際に働く障害者の声やバリアフリー設備の有無などが載ってある場合があります。
もし採用ページでは分からない場合は説明会など自ら質問して確認しましょう。
エントリーシート作成
エントリーシートに関しては障害者と健常者で違いはありません。
企業側が用意したエントリーシート(多くは採用ページ等でダウンロードもしくはWEB上で記入)を作りますが、エントリーシートに記入する内容は自己PRや志望動機といった「なぜエントリーしたか?」といった内容のため健常者、障害者で異なる内容ではありません。
ただ障害者雇用の場合はエントリーシートと合わせて自分の病気を説明した資料を用意しておくのがオススメです。
面接では時間が限られているため自分の病気、必要な配慮などを全て話せるとは限りません。
そこで事前に自分の病気、必要な配慮などを資料化しておき、面接時や企業側がOKならエントリーシートと同時に企業へ提出するのがオススメです。
企業面接
ここからはいよいよ企業面接です。
障害者の面接は健常者より1-2か月遅れて始まります。
周りの健常者の同級生に内々定が出て不安や焦りを感じると思います。
ただ戦うべきライバルは健常者ではありませんので無視しましょう。
戦うべきライバルは同じ障害者です。
実際に企業面接では健常者と同じように自己PR、志望動機といった質問がされます。
ただ障害者の場合は追加で病気に関する質問が出てきます。
代表的な質問は次の通りです。
- 企業側で必要な配慮
- 病気によりできない業務
- 大学は問題なく通えてるか
- 通院の頻度
- 服薬の有無
企業が知りたいのは入社後も問題なく働くことができるかです。聞かれた時にすぐに答えられるように事前にしっかり準備しておきましょう。
ここでどう答えればいいか分からない場合は登録している障害者向け就活エージェントの担当者に相談してみましょう。
内定後の流れ
ついに企業から内定を頂いたら皆さんがやるべきことは「就活を継続して他の企業の選考を進める」「就活を終え内定を頂いた企業に入社の旨を伝える」のどちらかです。
どちらが正解かは皆さんによりますが、ただ大事なのは後悔しない選択をすることです。
一度しかない新卒の就職活動を後悔しない満足のいく結果にするためにしっかり考えましょう。
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特徴は次の通りです。
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求人数 | 約1,250件 | 約4,000件 |
利用者満足度 | 95% | – |
運営歴 | 20年 | 2年 |
専任アドバイザー有無 | ○ | ○ |
対象の障害 | 身体/精神/知的 | 身体/精神/知的 |
利用料金 | 無料 | 無料 |
対象地域 | 全国 | 全国 |
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