就職活動を始めたけど全く内定をもらえない状況が続く、むしろ書類選考で落とされるパターンが多いってことない?
障害者雇用=採用されやすいって思う人がいるかもしれないが実際は全くもって誤解だ。障害者雇用でもふつうに書類選考で落ちるし何社も受けるのは当たり前。SNSでアンケートを取ってみても複数社受けて内定をもらう人が一定数いる。
年齢や地域といった個別事情も関係してくるが数社落ちるのは平均的ということになる。ただ個別事情以外の原因で内定をもらえない場合もあるので今回はこれまで就職活動に悩む障害者と話をして出てくる就職活動が上手くいかない原因と対策を話していく。
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障害者の就職活動でうまくいかない原因



①企業へのエントリー数が少なすぎる。
まずこれ。企業へのエントリー数が少なすぎるパターン。障害者雇用で探すと一般雇用に比べて求人数は少なくなるのでエントリー数が少なるのはある程度仕方ない。ただ健常者と同じようにエントリー数が1社だけで内定をもらえるケースは少ない。むしろ健常者も同じく複数社エントリーして内定をもらっていく。もちろん条件面や仕事内容など求めている求人が少ないため結果的にエントリー数も少なくなる場合もある。ただエントリー数が少ないと面接に対する慣れることができない、また就職活動の期間が長引いてしまうデメリットが出てくる。だからこそ複数社エントリーして選考から落ちたら落ちた原因を分析して次の選考に活か、というトライアンドエラーを繰り返して内定をもらう必要がある。
もしエントリーできる求人が少ないなら障害者向け就職エージェントに登録して求人数を増やしたほうがいい。
このとき利用するエージェントの数は多いほどいい。サイトによっては出ていない求人もあるので取りこぼしがないようにしよう。



②プロフィールとアンマッチな職種を選んでいる
自分の病気や経歴とアンマッチな職種を選んでいるケースもある。例えば肉体労働が苦手で配慮が必要にも関わらず工場作業など肉体労働が中心になっていると働くうえで必要な配慮を伝えたときに企業側がアンマッチと判断する可能性がある。もちろん病気で難しいこととエントリーできる求人がアンマッチなものしかなく仕方ない場合もある。
こういったときは狙う職種を変えてみるのも方法としてありだと思う。



ミイダスの適職診断ではWeb上でアンケートに答えるとビジネス上の強みや弱み、ストレス要因などがわかります。
また自分と同じ病気の人がどんな仕事をしているか知りたい人は障害者向け就職エージェントの無料相談で聞いてみるのも情報収集のやり方だ。
③面接対策ができていない
面接対策ができていないため面接でうまくアピールできないのも原因としてある。単純に面接経験が少なく場数を埋めていない、必要な配慮やアピールポイントを上手く伝えられていない。場数に関しては面接を受けまくって慣れていく方法がある。私はこれで面接で緊張するのをなくした。もう1つは面接内容だ。これは単純に1人でやる面接対策だと十分なシミュレーションができない。家族や友人など協力してくれる人がいれば面接官役をやってもらい練習するのもいいだろう。
もし周りに面接官役をお願いできる人がいない場合は就職エージェントに登録して就職活動のサポートしてもらうのもありだ。
就職活動がうまくいかない時の対策



ここからは自分がやったことを中心に少しでも就職活動がうまくいくための行動を話していく。
どれが効果あるかは人によって違うと思うから自分があてはまるものを試してみてほしい。
求人をとにかく見まくる
記事の冒頭でもふれたが障害者雇用は一般雇用に比べて求人数が少ない。これは自明の理だ。だからといってエントリーする求人の母数が少ないままは内定をもらううえで不利なのは間違いない。対策は利用する求人サイトを増やしたり、条件面を見直して該当する求人を増やすのが方法だ。
①登録する求人サイトを増やす
②条件面を見直す
働くうえで病気に対する理解を深める
障害者雇用の面接では働くうえで必要な病気に対する配慮を聞かれる。このとき曖昧な回答だったり、過剰すぎる回答だと面接官にうまく伝わらない。障害者雇用だから配慮をお願いするのは必然だが面接官のほとんどは健常者だから必要な配慮を分かりやすく話さないと伝わらず理解してもらえない。ここに関しては面接官の反応を見ながら言い方を変えてみるのもあり。働いた経験がある人なら実際に働いたときに必要だった配慮や病気が理由で難しい業務を伝えてみるの方法だ。
資格取得などスキルアップを考える
資格取得やスキルアップもエントリーできる求人を増やしたり自己アピールとして適している。障害者に人気の資格は一般的な資格だとMOSや簿記などが比較的人気。また資格を取るメリットはもう1つあって「努力した」という証になる点だ。
資格やスキルだがAIやデータサイエンスが学べる就労移行支援事業所「Neuro Dive」もある。就労移行支援事業所なら多くの利用者が無料で利用できるので検討してもいい。気になる人は無料WEB説明会に参加して聞いてみるのもありだ。
自分にあった働き方を考える
障害者の働き方としてフルタイム勤務以外に短時間勤務の人も多い。「フルタイム勤務」「正社員雇用」の方が将来性や給料の面でいいのは当たり前だが、自分の体調を考えるとフルタイム勤務は難しかったり、住んでいる場所に障害者雇用の正社員求人が少ない場合は「短時間勤務」「契約社員」など働き方を再検討して求人を見るのもありだ。



他にも通勤が心身の負担になるならテレワーク勤務も検討していい。



今はテレワーク勤務など多種多様な働き方があるので自分にあった働き方を目指したらいい。結果的に安定して働き続けられ幸せになれるかもしれない。
就職活動は自分の病気に対する理解を深めてくれる



就職活動と言えば求人や面接対策と内定をもらうことがゴールになっている。でも内定はゴールじゃない。働いて人生を豊かにするのが目的だから内定をもらうために自分の病気では難しい業界や職場で働くと仕事についていけず短期離職になる場合もある。就職活動を短期間で終えたい気持ちもあるけど、せっかくの機会なので自分の病気に対する理解を深めるのも良い経験になる。自分が働きやすく長続きできる会社から内定をもらえば、会社と自分の両方にとってよい結果になる。












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