- 障害者の就活方法が分からない
- 書店にある就活本は健常者向けばかり….
- 1人で就職活動を進めようにも進め方が分からない。
障害者の就職活動は健常者に比べて難しい傾向にあります。
就職に関する情報を探す場合、健常者であれば書店で本を探したり、ネットで調べるといくらでも情報は出てくるが障害者の場合は極端に少なくなります。
私も最初は1人で就職活動を進めていきましたが、なかなか上手くいかず面接を受けても不合格通知ばかりでした。
本記事では就職活動に悩む障害者に0から就職活動のノウハウを紹介する記事です。
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つまり障害者特有の悩みをエージェントが理解した上で転職活動をサポートしてくれるので心強いです。
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障害者の就職状況
まずは障害者の就職状況を見ていきます。就職率ですが、障害者の就業率は以下となっています。
まず就職率ですが、障害者の就業率は以下となっています。
障害種別 | 就業率 |
---|---|
身体障害者 | 43.0% |
知的障害者 | 52.7% |
精神障害者 | 17.4% |
全体平均 | 40.3% |
健常者の就業率が60%前後なので障害者全体と就業率は40.3%と開きがあります。次に平均年収ですが、障害者の平均年収は以下となっています。
障害種別 | 月収 |
---|---|
身体障害者 | 21.5万円 |
知的障害者 | 11.7万円 |
精神障害者 | 12.5万円 |
健常者の平均月収が35万円なので障害者と比べると大幅な開きがあると分かります。
では健常者と比べて、なぜ障害者の収入が低いのか?
主な理由は以下の3つとされています。
- 非正規雇用が多い
- 健常者に比べて勤続年数が短い
- 清掃や事務作業など年収が低い職種についている
障害者の場合は病気の関係で仕事を辞める事になり、結果的に長期的に働けなかったりします。そして改めて働こうとしても正社員待遇の求人を見つける事ができず、非正規雇用になったりします。また職種も清掃業などの年収が低い職種についている場合があります。
以上が全て当てはまる訳ではありませんが、多くは上記が原因で収入が低い傾向にあります。
オープン就労とクローズ就労の違い
障害者が就職活動をする際に考えるのは「オープン就労」「クローズ就労」のどちらで就職活動をするかです。
オープン就労は自分の障害状況を企業に伝えて障害者枠での就職することを言います。ただし企業によっては障害者枠を設けずに一般枠と同じ採用ルートで選考を進めて面接で障害状況を確認する場合もあります。反対にクローズ就労は障害者枠を使わずに健常者と同じように就職することを言います。
オープン就労のメリット、デメリット
オープン就労のメリットは2つです。
①業務内容や配属先への配慮を受けられる
②企業へ障害者への配慮などサポート体制を聞ける。
障害者が一般企業で働く場合には会社、周りの人のサポートが必要となります。オープン就労の場合は面接時、入社後などに会社と障害について話す機会があり自分に必要なサポートを伝える事ができます。会社側も必要なサポートに応じて業務内容や配属先の配慮、また無理のない勤務形態(例えば最初は時短勤務など)をしてくれる場合があります。もちろん会社によっては必要なサポートを全て満たす事が難しいかもしれませんが、クローズ就労とは違い、ある障害者がくることが前提なので比較的企業側も理解を示してくれます。
反対にオープン就労のデメリットは2つです。
①求人数が少ない
②一般就職に比べて給料が低い場合がある。
健常者に比べて障害者採用の求人は少ないです。また求人によっては健常者の給与に比べて低い場合があります。
そのためクローズ就労で健常者と同じ求人に申し込む方がいますが、必要なサポートを受けられずに早期退職となる場合があります。お金を取るか、長く働く事を取るか、難しい選択ですが個人的にはクローズ就労で無理して健常者と同じ条件で働くよりオープン就労で長く働く事をオススメします。
また先ほど障害者採用の求人では健常者の給与に比べて低い場合があると言いましたが健常者と同じもしくは健常者の平均給与よりも高い優良求人もあります。優良求人の探し方は後ほど紹介する障害者向け就活サイトで見つけます。
クローズ就労のメリット、デメリット
クローズ就労のメリットは2つです。
①求人数が多い
②健常者と同じ給料がもらえる
先ほどオープン就労で障害者採用の求人を見ると求人数が少なかったり、健常者より給与が低い場合があるとお伝えしましたがクローズ就労では健常者と同じ求人に申し込むので求人数、給与で差がつきません。
①配慮が受けられない場合がある
②障害内容とアンマッチな職種になる場合がある
クローズ就労では健常者と同じ求人に申し込むので必要なサポートが受けられない場合があります。そのため入社後に自分の障害とアンマッチな職種に配属され体調を崩して早期退職する可能性があります。
短期的には健常者と同じ求人は魅力的ですが、体調を崩して退職となっては仕方ないのでオープン就労をオススメします。
オープン就労とクローズ就労のメリット、デメリットについてもっと知りたいという方は下記の記事をご覧ください。
【図解】オープン就労のメリット・デメリット_障害者枠で就職活動すべき?
障害者向け求人の探し方
ここからは障害者の求人探し方について解説します。
①学内推薦から探す(学生の場合に限る)
「学内推薦(名称は大学によって異なると思います)」とは企業から大学に与えられた推薦枠のようなモノです。ただ一般枠での求人のためオープン就労で就職活動を進めるなら後ほど紹介する②就労移行支援事業所から探す、③障害者向け就活サイトから探す、どちらかとなります。
②就労移行支援事業所から探す
就労移行支援事業とは治療のため長く働いていない方、フルタイム勤務が難しい、不安な方に対して一般企業へ就職するための必要なスキルを身につける施設です。
③障害者向けの就活サイトから探す
最後は障害者向けの就活サイトから求人を探す方法です。メリットは3つです。
①障害者の就活情報が得られる
②障害者枠で選考を受けられる
③障害者の就職活動に精通した専属エージェントがつく
オープン就労とクローズ就労のどちらで就職活動を進めるか迷っている方は③障害者向け就活サイトで専属エージェントに相談してみましょう。あなたと同じ病気の就職事例を知り具体的な働くイメージが湧くでしょう。
障害者の就活がうまくいかない理由
「選考途中で落とされる原因が分からない」
「何十社エントリーしても内定がもらえない」
「なかなか内定がもらえず焦る」
就職活動を始めたけど内定がもらえないと焦っていませんか?
健常者と同じやり方では障害者の就職活動はうまくいきません。障害者の就職活動では健常者の就職活動と違った視点で活動しないとなかなか内定が貰えず、せっかく出会った優良求人を逃してしまう場合があります。
障害者の就活がうまくいかない理由は主に5つです。
①企業へのエントリー数が少なすぎる。
②自分の障害とアンマッチな職種を選んでいる
③一般枠での就活を希望している
④面接対策ができていない
⑤中小企業を選んでいる
障害者向けの就活がうまくいかない理由についてもっと知りたいという方は下記の記事をご覧ください。
【大手企業で働く障害者が解説】障害者の就活がうまくいかない原因5選と対策
オススメの障害者向け就活サイト
ここからは障害者向けの就活サイトを紹介します。
障害者の就職活動は情報を持っているかで結果が大きく変わります。好待遇の求人、自分の障害にあった求人と出会うには障害者向け就活サイトの登録が必須です。
障害者向け就活サイトの中では求人数が多く専属エージェントがつくdodaチャレンジ、障害者雇用バンク(旧エラビバ)のどちらかがオススメです。
dodaチャレンジの公式サイトはこちら
- dodaチャレンジ公式サイト
エラビバの公式サイトはこちら
- 障害者雇用バンク公式サイト
オススメの障害者向け就活サイトについてもっと知りたいという方は下記の記事をご覧ください。
【2021年最新】元採用担当の障害者がオススメする障害者向け就活サイト7選
オススメの就労移行支援事業所
就労移行支援事業とは治療のため長く働いていない方、フルタイム勤務が難しい、不安な方に対して一般企業へ就職するための必要なスキルを身につける施設です。
いきなり一般企業で働くのは不安…と言う障害者の中には就労移行支援事業所で通所してから一般企業に就職する方もいます。
いきなり通所するのはハードルが高いという方は就職相談や施設見学から始めてみてはいかがでしょうか?
就労移行支援事業所の中では就職実績が豊富で事業所の数が圧倒的に多いLITALICOワークスがオススメです。
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