- 就労移行支援に通いたいけど不安。。。
- 正しく運営されているか気になる。
就労移行支援に対して悪いウワサを聞いたことはありませんか?
この記事では就労移行支援の悪いウワサを聞いてマイナスイメージを持っている人に向けて「実際に就労移行支援を利用して現在は職員として働く方に話を聞き就労移行支援の実態」を解説します。
これまで300名以上の障害者の相談にのってきた私が解説します。
この記事を読めば、就労移行支援の闇についての真相が分かります。
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就労移行支援の闇
就労移行支援事業所とは、障害をお持ちの方が働き続けるために訓練を受ける場所です。
利用者の望みの実現にむけ、それぞれの課題や特性にあわせたサポートを受けながら、支援員と共に進んでいきます。
しかし、そんな就労以降支援には「闇」があるとネット上で目にすることも。
下記にて、闇の詳細を説明していきます。
お金儲け中心の事業所がある
ネットの書き込みなどでは次のような内容が見られます。
- 体調が悪くても通所を促される
- 就職活動を止められる
- 通所していないのにしたことになっている
実際に、私が利用者として通っていたときもありました。
特に、書類選考の応募をとめられた時はつらかったです。
ちょうど不信感が高まっていたため「事業所の都合ではないか?お金のために利用されているのか?」と悩みました。
上記のことがあると、どうしてお金儲け中心といわれるの?
そもそも、どんな仕組みでお金を稼いでいているの?
事業所は、利用者に訓練を提供することで、行政から訓練等給付というお金をもらいます。
単純にすると下のようになります。
- 行政からもらえるお金 = 利用者の通所日数 × 単価
- 30分ほどでも通所すると通所日数にカウント可能
- 単価は主に前年と前々年度の就職者数に大きく影響される
- 就職者とは就職後半年働いている人
そこで、次のように考えられます。
通所日数を増やすために、体調が悪くても通所をうながされているのでは?
通所日数を減らしたくないから、就職活動を止められるのでは?
事業所に不満や不信感があるのならそう思って当然です。
お金儲け中心の事業所はあるの?
なかには金銭けが中心の事業所もあるかもしれません。
しかし、お金儲け中心の事業所は、事業が継続できず、淘汰されると考えられます。
厚生労働省によると就労移行支援事業所数は平成30年に減少しました。
出典:障害者の就労支援について(厚生労働省、2021、P8)
行政からもらえる金額は上限があり、質の高い支援を行なわなければ、報酬が低くなります。
質の高い支援を行なわなければ就職者数は増えず、単価は低下するからです。
(通所日数が同じでも報酬が半分ほどになることも)
質が悪ければ口コミなどで低評価となり、利用者も集まらないでしょう。
金儲け中心の事業所は、採算があわず撤退すると考えられます。
反面、お金儲けを考えない事業所も淘汰されてしまうことも意味します。
支援にも費用がかかるので、お金を稼がないと事業所を運営できないからです。
事業所が閉鎖すると、結果的に利用者さんの不利益になることがあります。
お金を稼ぐことは悪くはないです。
問題は、利用者のためになっていない支援や不正!
ちなみに私は利用者として通所中に以下のような体験がありました。
体験直後は不信感などが生じましたが、その後、自分のためになる支援であったし不正ではないと納得済みです。
体調が悪くても通所を促される | 通所の促しがはじめはつらかった。 支援員と話し合い、少し調子が悪いと休む癖があり対策をする必要があると理解した。 |
書類選考の応募を止められる | 就職が決まらず嫌になり、衝動的に受かりそうな会社に応募を試みた。 しかし、以前より希望していた条件と異なったため、再考を勧められた。 その会社の応募は辞め、就職活動を続けた結果、希望の条件の会社に就職した。 |
通所していないのにしたことになっている | 単なるミス。 伝えたところ謝罪と修正をしてくれた。 |
利用者のトラブルが絶えない
利用者間で生じるトラブルをみていきましょう。
訓練中のトラブル | ディスカッションなどで意見の食い違い、 訓練の改善点などをきつく指摘をされたなど |
休憩時間などのトラブル | 雑談中の態度、言葉遣い、話の割り込み あいさつを無視されたなど |
事業所外のトラブル | 遊びにいこうなどしつこく誘われたなど |
トラブルが絶えないと言われるのはどうして?
利用者の中には、そもそも下のように人間関係が苦手な方がいらっしゃいます。
- 人間関係が不安で就職に向けて動き出せない
- 人間関係のトラブルで仕事が続かなかった
改善するために通所しているので、トラブルが起こるのはある意味仕方がありません。
事業所によっては、連絡先の交換をしないようお願いしているところもあります。
また、訓練中の議論や自分の気持ちを伝えることなどは、人によってはトラブルに見えることもあるかもしれません。
そのため、トラブルが絶えないと言われることもあるでしょう。
しかし、安全や安心が確保されるのであれば、下のようにトラブルを対策することは、非常に重要な訓練になります。
- どんな条件でトラブルが起きるか知る
- 予防や対処方法を決める
- 予防や対処を実践し、効果があるかを検証する
そこで得た対策は、仕事先はもちろんプライベートでも、とても役立つからです。
どの程度のトラブルなら許容できる?
許容できる範囲は人それぞれですが、トラブルが心配すぎて訓練できない、訓練に集中できないなどは本末転倒です。
まずスタッフに相談してみましょう。
スタッフが高圧的
本当に申し訳ないですが、中には下のような態度の支援員はいます。
- 決めつけ話を聴かない
- 見下す
- できないことを責める
- 説明がない状態で訓練をさせる(意図、手順や方法など) など
あなたこそコミュニケーションの訓練をしたほうがいいのでは?と思ったこともあります。
普段は問題ない人でも、時と場合によって高圧的に感じさせてしまうこともあります。
私の場合も気を付けていますが、過去に高圧的などのご指摘をいただきました。
たとえば、会話中に自分の失敗を思い出し自虐的に笑ってしまい、利用者に「鼻で笑われた、見下された」と誤解させてしまったこともあります。
どう対処したらいいの?
まずは話しやすい支援員に相談してみましょう。
支援員も可能な限り気を付けていますが、無意識で高圧的な態度になっているかもしれません。
私としては、不快にさせてしまって申し訳ないですが、「いつ、こう言われ、こんな気持ちになった、こうしてほしい」など伝えていただけると本当にありがたいです。
就職実績が乏しい
就職実績は、主に就職率や定着率を目安にすることが多いです。
他にも、利用者の就職後の給与や、過去に希望職種や業界に就職しているか?などを実績として考慮する方もいます。
各社で数字が上げられていますが、計算方法はさまざまで一概に比較するのは難しいです。
参考程度に考えるとよいでしょう。
目安として、就職後1年時点の障害別の定着率は以下のようになっています。
身体障害者 | 60.8% |
知的障害者 | 68.0% |
精神障害者 | 49.3% |
発達障害者 | 71.5% |
出典:障害者の就業状況等に関する調査研究(障害者職業総合センター、2017、P2)
どんな闇があるの?
就職者数を上げ実績を作るため、利用者が希望する職種や業界に合わない就職先に就職させるなども考えられます。
就労移行支援だとお金がもらえない
次のような声を耳にします。
- 事業所の事務作業をしたり、企業へ実習に行っているのにお金がもらえない
- ただ働きさせられている
- アルバイトできないのはおかしい
作業をしたのであれば対価がほしいと当然思いますよね。
ただ、就労移行支援事業所は、今の状態では1人で働きつづけるのが難しい方が訓練する場所。
訓練なので基本的にお金はでません。
残念ながら、行政の福祉に使う予算には限りがあり、全員を支援することはできません。
「自分で働ける人は基本的に自分で働いてね」というスタンスです。
アルバイト可能な方は、働くことができると見なされ、就労移行支援の対象から外れることになります。
(市町村によっては、訓練に支障がない範囲で例外的に認めてくれる場合もある)
ただし、事業所内の作業や企業実習は必須ではありません。
必要のない訓練はやる意味がないので、意図を明確にして必要ないと思えば断るのもありです。
今通所している事業所に不満があるなら
通所中の事業所に闇がある、不満があるのなら、次のような対処を行うのもおすすめです。
事業所を変えてみる
就労移行支援事業所には多くの種類があり、それぞれ特色や強みがあります。
自分にあった事業所を選ぶことで、より良い支援を受けることが可能です。
もし、事業所を変更する場合、自分の希望する条件や優先順位をあげておくと選びやすくなるでしょう。
周りの人に相談したり、インターネットで情報収集もしてみましょう。
障害者向け求人サイトを利用する
通所中の事業所は自分の目的に少しでもプラスになればいいと割り切り、不足を他の方法で補うのも有効です。
たとえば
- 事業所は働くための生活習慣などを整える場や、不満に対する要望を伝える練習の場として使えればよい
- 不満のある履歴書作成や面接対策は事業所外でサポートを受ける
そのような場合、求人サイトを利用して就職活動を自分で進めるのもおすすめです。
求人サイトのメリット
- 大手企業をはじめ、障がい者採用に積極的な優良企業の情報が豊富
- 自分に合った企業に応募することができるのでぐんと採用されやすくなる
- 転職エージェントがサポートしてくれる場合もあり、視野も広がる
1つの事業所でうまくいかないからといって、自分を責めなくても大丈夫です。
今後のキャリアをあきらめる必要もありません。
自分にあった方法をさがしていきましょう!
こちらの記事ではおすすめの就労移行支援事業所をまとめています。気になる事業所があれば、まずは無料見学から始めてみましょう。
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